先日中古DVDの熟女コーナーを整理していると、ある女優の名前が目に止まりました。その名は
「馬場さい」 現代日本に暮らす人間なら誰もがこう思うはずです。
「これってもしかして『サイババ』からとったのか!?」と。
サイババといえば巨大なアフロヘアが印象的なインドの宗教家というか奇術師というか、みたいな人物。何もない空中から素手で「ビブーティ」と呼ばれる灰をつかみ出すパフォーマンスを行い、「無から有を生み出す奇跡の聖人」みたいな触れ込みで10年ぐらい前に日本でもちょっとしたブームになりました。
それはともかくこの「馬場さい」という変な名前。自分で命名したものなのか、自分でつけたとしても、60歳の女性にサイババをもじった名前を名乗るシャレっ気がありえるのかどうか。他人がつけた名前だとしたら、どういうつもりで熟女女優にこの名前を名乗らせようと思ったのか、確かにサイババの髪型はおばさんっぽいが「馬場さい」の髪型はごく普通ではないか。もしかしたら本名かもしれない。等々、考えれば考えるほど謎は深まるばかりです。
よく話題になることですが「熟女」の定義は人によってまちまちです。「30代から」という人もいれば、「30,40代はまだ小娘。50代からがスタートライン」という人もいます。30代の「ピチピチ」の有名熟女女優さんが比較的安定した人気を保ち続けるのとは対照的に、50代をこえるハードコアな熟女は、日々生まれては消えていきます。名もなきOVER50熟女には肉体にも人生経験にも歴史の積み重ねがある分、何かと想像する余地が多く、「馬場さい」ならずとも我々に多くの謎を突き付けるミステリアスなジャンルと言えるのではないでしょうか。(N)
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